テニミュ3rd六角DVDリリイベの思い出@東京

2017年8月19日 

 

 

こういうイベントに行くのは初めてで、正直、異文化交流。

 

 

 

和光市行くのは遠かった…。

 和光市に着いた時点でちょっとめげていました。遠くて。2時間。トークイベントとハイタッチで移動時間2時間。いつもは移動時間1時間でテニミュを見ているので、割に合わないよなぁ〜などと思っていました。キャストのトークも楽しそうだけどやっぱり歌とダンスと王子様が見たいよね。

 駅に着くと、パルコとルミネの雰囲気の女性たちがちょこちょこいたので

この駅でイベントやるんだ〜と思った。スーツケース持ってる人を2、3人見かけて確信した。

 道がわからないので、交番に行くとすでに2人のオタク(一目でオタクだ〜と思った。見た目は全然普通だけど、この時間に道聞いてるのはどう考えてもテニスオタク)がホールへの道を聞いていた。交番ではすでに何人もの人にホールへの行き方を教えていたらしく「今日、ここでなにかあるの?」と言われた。見た目が同じような女子にホールの場所教えてるんだろうなあ。

 交番で会った二人のお姉さまとタクシーの相乗りをすることになり、少ししゃべった。質問が

  • どこから来たんですか?
  • 推しですか?
  • フォロワーさんと会うんですか?

と聞かれたのがとても新鮮でした。①は普通だけど、②③は初対面では経験のない質問だったので。「千葉から来ました〜」と言うと「あー、六角。」「六角ですね」と骨髄反射で声が出てたのは面白かった。テニクラの脳内では千葉=六角。お二人はそれぞれ、信州、東北から来ているとのことで、電車で2時間でめげそうになってた私とレベルの違いを感じました。確かに新幹線等を駆使すれば東京日帰りはできる…!本当に距離関係ない。愛の力でカバーしています。ツイッター・ブログで見る「地方だからイベント参加できません;;」って本当に言い訳なんだなぁ。優先順位の問題なんだけどね。話を聞いていると九州、名古屋にも遠征に行ったような話をしていた。あ、私、この人たちがたくさん通ってくれるおかげでテニミュ観れるし、円盤も買えるし、今日もイベントに来れたんだな、と思うと感謝しかない。お姉さまがた本当にありがとうございます。公演ちょっと行って円盤1枚買った程度の知識量、熱量なので、恐れ多くてあんまり喋れなかったです。

 

 ホールのロビーの客層はテニミュでした(当たり前)。8割はパルコ・ルミネ系で1割は原宿。残り1割は電車男の女子バージョンでした。うわ〜、こんな可愛い女子たちが日曜の昼にデートよりもリリイベを優先させてるのかよ、そりゃ少子化にもなるよ(?)などと外見の可愛さと参加するイベントの不毛さに驚きました。私もそのなかの一部なので人のことは言えないし、デートは不毛じゃないのか?と言われるとハイとは言い切れない。でもさ〜、自分のこと好きになってくれる可能性がない男の子にたくさんの時間をかけることって非生産的だと思わない?しかしながら「かっこいい、観たい」というシンプルな欲望が女子を突き動かしてるのはとてもよくわかる。私もそうだもん。

 1割の電車女は本当になんなのか。テニミュでもアニメイトでも一定数いるあいつです。メガネでパーカーで、ジーンズでスニーカーでリュックで黒髪のあいつです。全然悪いことしてないんだけど、見かけるとがっかりする気持ちになるのなんでだろう…。にじみでる根暗オーラが不愉快な気持ちにさせるのだろうか?むしろ、あの服が根暗オーラを発生させている??

 

 イベントの詳細は各自、ツイッターなりブログなりを観てください。やはり熱量の違うファンが書く文章は格別です。リリイベは一言で言うと男子校のわちゃわちゃを観ながらミュの裏話を聞く会でした。男子校を遠くから眺めたい方にはとてもおすすめのイベントです。

 ただ、私は男性同士の「無茶ぶり」「ポジション付け」があんまり好きじゃないのでうーん、と思う部分もあった。年長者が〇〇やって!と年少者にふったりね。信頼関係が構築されたうえでの無茶ぶりなのはわかるけど、苦手なんだよね〜。男性が数人でいるときにポジションづけがされるじゃないですか。合コンがわかりやすいかな。誰がいじる役、いじられる役、ツッコミキャラなどなど。そのなかの誰かが困ってるのみるのいやなんですよね。人をおとしめる(?)ことで会話を成立させているような気がして好きじゃない。特にこの現象は男性が緊張していて、かつ、その場を盛り上げようとしているときに発生しやすい気がする。キャスト側からみるとその条件に99%当てはまっているよねと思った。お客さんを喜ばせたいがための緊張とウケ狙い。気を使っているのはわかったけど痛々しかったのもあります。

 緊張してるのはこちらにもとてもとても伝わってきました。本当に生ってすごいね。テニミュはTDCなり大きなホールでやっているけど、俳優は物語のキャラクターとして舞台に立っている。でも、このイベントは自分自身として舞台に立っている。二つを考えると自分自身として舞台にいるほうが緊張しそうだなと思いました。劇のなかだとなりきれるし、お客さんの目が気にならないときもありそうだけど(だって、舞台上はテニスコートで夏の試合会場だから)トークイベントはお客さんありきだから観客の目を気にせざるをえないじゃないですか。そりゃ緊張しますよね。


 そこできらめくのがテニミュ歴最長の佐藤祐吾さん。ガチガチの他キャストが会話で困っているとツッコミで助け、ゲームコーナー中に客席に伝わらないことが起きれば他キャストに説明を促すようなコメントを投げる。気遣い力が高すぎる。ほか、未公開のダンスの振りを披露してくれたり、サービス精神旺盛でした。チューハグの未公開ダンスを見れたのは多分このイベントだけだし、バックダンサーの裏設定はこれぞ裏話!という内容で楽しかった。演技とは全く関係ないところで彼の好感度がぐーんと上がってしまった。めっちゃいいやつじゃん!

 

 人生で一度は握手会に行ってみたいな〜とふんわり思っていたらまさかの形で実現しました。引き寄せの法則

 ハイタッチ会はね〜、一瞬です!!!

2、3秒ハイタッチ・会話で次の人〜という流れです。握手会は10秒くらいはあるんだろうからハイタッチに比べたらだいぶ長そうです。本当に一瞬のうちに「応援してます〜」「ありがとうございます」のやりとりをするので何がなんだかわからない。ベルトコンベアーか。前後の人がどんな一言を添えてハイタッチしてるのか聞きたかったけど、聞こえないです。お客さんは応援してますbot、俳優さんはありがとうございますbotになって、延々にツイートしていたので聞こえません。ありがとうございますbotは2、3秒に1回言わなきゃいけないから、のどカラッカラだと思う。数十人さばくごとにインターバル入れてたけど大変そうです。ずっと笑顔をはりつけるのもきつそうな気がします。舞台俳優になる妄想は何回もしてますが、実際は本当に大変そうだなと思いました。

 DVDをなんども見ていたあとのハイタッチ会だったので「おお〜、この人たち本当に実在するんだなあ」と思いました。画面のなかばかりで見ていたのでなんとなく実在がないものだと脳内で捉えていたのでしょうか。

 握手会はその2、3秒で全員が確実に目を合わせてくるので迫力があります。そういう訓練を積んでるんだろうな。目を数秒合わすと印象に強く残る気がする。ツイッターのレポを見るとそれぞれの手の感触や指の関節について語ってる人がいてびっくりした。あの2、3秒でよく覚えられるなぁ。熱い。執念。ハイタッチのときに手を観察しよう!!と意気込んでたに違いない。

 

 終了後、ツイッターの感想のあがるスピードが速くてびっくり。リリイベ不参加の友人が参加者しか知らない裏話を2時間後にすでに知っていた。情報の速度がすごく早いし、広がりも大きい。だって、数時間前は俳優たちだけが知っていたエピソードをもう何千人ものファンが共有知識として知ってるんだよ?ラジオやテレビじゃなくて、対面のイベントの内容がだよ?すごいな〜〜。